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春になると、「肝臓と胆のう」機能が低下してきます。

これは、ほぼ全ての方に言えることですが

個人差があるので、症状は千差万別です。

  • 東洋医学的には、下記の様な巡りの低下が原因です。

・循環・代謝・発散・排泄・解毒などをコントロールする役割がある。

・感情をコントロールする役割がある。

・血液を貯蔵する役割がある。

・肝臓や胆嚢だけでなく、爪や目、涙、筋腱などを造る役割がある。

2,「肝臓」の機能が低下すると出てくる症状は?

首の下、背中の上あたりの痛み。
右第3肋骨の胸骨から5cm外側に(しこりみたいなもの)があり、圧迫すると痛みが出ます。
圧迫すると前頭部の中央の痛みが出ます。
圧迫すると右上腕前の1/3肘側に痛みが出ます。
圧迫すると右ソ径部に痛みが出ます。
肩甲骨の内側に痛みがあり、運動や呼吸時に痛みます。
右お尻の中央にも坐骨神経痛に似た痛みが出ます。
最も辛いのは、頭の頂点の辺りの痛みです。
色々な痛みが、身体のあちこちに移動したりします。

筋肉にも与える影響が大きい!!(肝臓が特定の筋肉に影響を与える)

大胸筋(胸肋部)

菱形筋

菱形筋

3,胆のうの機能が低下すると出てくる症状は?

右上半身に現れる症状は殆ど関係がある。
(右肩の痛みは、いかなるものであっても胆嚢の機能不全を考慮しなければならない)
右の親指と人差指の間の水かき部分に、炎症が激しいほど痛みは強くなって、しこりも大きくなる。
右足底に圧痛あり(外くるぶし・内くるぶしを結ぶ線より約3.5cm足先側)。
右肋骨のふちに圧痛があります。
右下腹部(骨盤とお臍の間くらいで、少し下辺り)に圧痛がでます。
機能的な反射 → 急性な痛み(胸、肩、肋骨弓下、肘、手首、下腹部)
内臓からの反射 → 胆嚢の症候とは関係ない慢性の疾病として現れます。慢性の斜頚・右肩の運動制限。
アンギーナに似た症状(口峡炎 飲み込む時に締め付けられる感じ)あり。
心臓部の痛みは胆のうが影響している事が多い。
油の量が多い食事をすると症状が悪化する
情緒不安定の原因にもなる。

筋肉にも与える影響が大きい!!(胆のうが特定の筋肉に影響を与える) 三角筋(前部)と膝窩筋です。どちらも右側のみです。 全く関係のない所にも、問題が起こります。

三角筋(前部)

膝窩筋

膝窩筋

4,予防方法は!

右の親指と人差指の間の水かき部分を、2~3分食事の後に揉む。寝る前にも行いましょう。
睡眠は、必ずしっかり取りましょう!!!!
ストレスが溜まると
    ↓
ホルモンが沢山出てくる(防御反応として)
    ↓
それを落ち着かせるために、ホルモンを分解して無効にする
    ↓
それもまた肝臓がやっています
    ↓
よってストレスが強くなるほど、ドンドン肝臓が疲れて行きます
    ↓
身体が重く・怠くなっていく
    ↓
身体を修復するのは、睡眠中です
    ↓
しっかり睡眠は取りましょう
    ↓
就寝前に「プロテイン」「ビタミンC」「マルチビタミン」「マグネシウム」等々を取るのも効果的な方法です。

春はストレスにより自律神経のバランスが崩れやすい時期です。気分が落ち込みやすいので、香りあるものを積極的にとったり、体を動かしたりして気を巡らせることが大切です。
冬の間にためこんだ不要なものを体の外へ排出する春の時期に大切なのは、春の旬な食べ物です「山菜/木の芽/うど/ふき/菜の花/人参/筍/わけぎ/キャベツ/鯛/ハマグリ/苺/桜の花」などなど。特に、山菜などの「苦味」のある食材を食べて解毒機能をもつ「肝」の働きを高めることが大切です。柑橘類など「酸味」のあるものには、「肝」の働きを助ける作用があります。又、「苦味」のあるものには便通をよくする作用があります。
沢山食べないようにしましょう。食べ過ぎると、調子を崩してしまいます。
解毒を目的にしているので、食べ過ぎると逆に肝臓に負担をかけてしまいます。

[せロリ]を常食していると、肝臓の機能が強まり、肝臓病に有効です。
[納豆]には肝臓の解毒作用を強める働きがあります。
[みそ]は肝臓の機能を強める効能があります。したがって、若布、ふ、しじみ、ねぎの白根、豆腐、青菜、などを入れたみそ汁は、肝臓に効果があります。
[しじみエキス]昔からしじみ汁が黄疸や肝臓によいと言われています。